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「現在治療を受けている医院の説明がわかりにくい」「歯を抜くしかないといわれてしまった」「インプラント治療はできないと診断された」など、他院での診断にお悩みの方のご相談に対応します。
2022/04/10 症例
治療内容
上顎洞挙上術（ソケットリフト）を含むインプラント治療
期間
5ヶ月
治療回数
5回
費用（施術当時の料金）
インプラント 220,000円（税込 被せ物は除く）
ソケットリフト 55,000円(税込)
骨造成 33,000円（税込）
※費用は施術当時の金額です
治療前の状態・主訴
右上の歯を他院にて抜歯をし、ブリッジを入れていた患者様の症例です。
先日来院された際にブリッジの一部の破損が見られ、治療をご希望されました。患者様は、記憶にないくらい前に抜歯をおこなったとのことでした。
CTを撮影し、インプラント治療のご説明をさせていただきました。
過去にインプラントの治療経験があり、特に抵抗はなく、むしろ入れ歯などと異なりしっかり噛み切れる感覚がとてもよいと感じておられたため、今回もインプラントでの修復をご希望されました。
またインプラント埋入のためには、足りない骨を造成する必要があること、その方法について詳しくご説明しました。
治療詳細
CT画像より上顎洞の位置を確認し、骨の厚みなどを計測した結果、今回はオステオトームテクニックを用いて上顎洞の挙上を行い、同時に骨造成とインプラント埋入を行いました。
※オステオトームテクニックとは
インプラント治療での上顎洞底挙上術（ソケットリフト）の一つ。オステオトームと呼ばれる円筒状の器具を使って骨を圧縮し、上顎洞底骨を上顎洞粘膜とともに挙上し骨造成材料を挙上部分に入れ、骨が造成された部分にインプラントを埋入する手法です。
治療後の様子
患者様は処置直後も特に大きな痛みなどなく、感染予防のため抗生剤と痛み止めの処方をしており、痛み止めを飲んでいれば特に問題はないとのことでした。現在状態も安定しています。
主な副作用・リスク
- ・予後を完全に保証するものではありません
- ・自由診療での治療となります
- ・治療終了後に腫れ、痛みなどの症状が出る場合があります
- ・鼻血が出る可能性があります
＜インプラント治療における骨造成は、歯科医師の技術と経験が問われます＞
今回の症例では、上顎洞までの距離が足りない場合の治療方法であるソケットリフトを用いて、インプラント同時埋入をおこないました。（ブログ：上顎のインプラント治療におけるソケットリフトとサイナスリフト をご参照ください）
挙上量により、サイナスリフトを行う場合もありますが、患者様の外科的な侵襲に関してソットリフトのほうが、サイナスリフトよりも低侵襲（患者様の身体的負担が低い）で行うことができ、治療期間も短くする事が可能になります。
今回行ったソケットリフトの手法はオステオトームテクニックといわれるものです。インプラントを埋入する際オステオトームという器具を用いて骨を圧縮し、骨質の改善を期待し埋入する為の穴（埋入窩）を形成していくことにより上顎洞の粘膜挙上を垂直的に押し上げて行きます。その後、骨造成材料入れて挙上した部位を広げていきます。
上顎洞の剥離も必要なく、サイナスリフトに比べると手術での患者さんへの負担が少ないというメリットがあります。
デメリットとしては、垂直的な骨の増量に制限があり、症例によっては行えないことがあります。又、盲目的な操作で行う為実際の挙上を確認しづらい部分はあります。
京橋 銀座みらい歯科では、骨の量が少なくインプラントが難しいケースでも、インプラント治療の豊富な実績のある歯科医師が様々なケースに対応できるよう、患者様への選択肢の提示を行っております。メリット、デメリットをしっかりとご説明し、ご理解を頂いてから治療を行っております。
インプラント治療でお悩みの方はどうぞ気軽にご相談ください。
京橋 銀座みらい歯科 院長 吉竹
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