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静脈内鎮静法とは

静脈内鎮静法とは

2021/04/24 ブログ

こんにちは。医療法人港成会の歯科医師、池田です。

今回は、最近歯科医院のホームページなどでもよく見かける「静脈内鎮静法」について、お伝えしていきたいと思います。

 

「静脈内鎮静法」とは?

今日、病状を診断するための検査や手術を、可能な限り快適な状態で受けられるようにする手法は様々あります。
その方法の1つは「鎮静」と呼ばれるものです。「鎮静」では特定の薬物を投与することにより、意識を消失させない程度に中枢神経を抑制して、”うたた寝”に似た状態をつくり出します。それにより精神的ストレスを軽減して、リラックスした状態で治療を受けることが可能になります。

通常「鎮静」は、処置を受けるために局所麻酔薬の注射では十分ではないが、全身麻酔ほど深い麻酔が必要ではない場合に用いられます。主に軽度の手術、または時間が短くそれほど複雑ではない検査に使用されます。

たとえば、生体検査(病気の診断のために生体の組織片を切り取って顕微鏡などで調べる検査)や、内視鏡を使用する場合(がんなどの病状を見つけて治療するための喉や結腸の検査)などがあります。

細い注射針を腕や手の静脈に挿入し、点滴チューブに取り付けて鎮静薬を投与する方法は、薬剤の投与量の調整が可能なので、経口による鎮静剤の投与と比較して、より安全で効果的です。

この方法による薬剤の投与経路が静脈なので、歯科の領域では鎮静法として「静脈内鎮静法」という名称が主に用いられています。

銀座みらい歯科|歯科医師ブログ|日本歯科麻酔学会認定医による静脈内鎮静法の説明|脈拍等を監視する機器

静脈内鎮静法のメリットは何ですか?

静脈内鎮静法は、歯科治療に対し、不安を軽減するのに役立ちます。リラックスした気分になり、眠たくなるでしょう。また、手順を意識しにくくなり、記憶が部分的に、または完全に喪失する場合があります。歯科治療に不安を感じない人でも、比較的侵襲の大きな歯科治療のストレスを最小限にしたい場合には、静脈内鎮静法を選択されても良いでしょう。

 

静脈内鎮静法のリスクは何ですか?

静脈内鎮静法は呼吸を遅くする可能性があります。麻酔科医は注意深く監視しているので、必要に応じて酸素吸入を行います。もう1つの考えられる合併症は、注射後の手や腕のあざですが、これは数日で消失します。

 

銀座みらい歯科|歯科医師ブログ|日本歯科麻酔学会認定医による静脈内鎮静法の説明|血中酸素のモニター

 

静脈内鎮静法の代替手段はありますか?

静脈内鎮静法の代替手段には、吸入鎮静、局所麻酔薬(鎮静剤なし)、または全身麻酔があります。

・吸入鎮静

鎮静ガスを吸入して、治療中に落ち着いてリラックスできるようにします。

・局所麻酔薬

局所麻酔下での治療は、歯茎への注射という通常の治療になります。痛みはありませんが、治療中は意識があります。

・全身麻酔

全身麻酔は一時的に意識を失う(眠る)薬なので、手術中に何も感じません。全身麻酔は静脈鎮静法よりも多くのリスクがあるため、障害があり鎮静下での治療に対処できない人、または大量の治療が必要な人の場合に選択されます。

静脈内鎮静法で到達できる鎮静の最大レベルは、吸入鎮静よりも深くなります。また、全身麻酔とは異なり、静脈内鎮静法では意識があるので、歯科医師の指示に協力することができます。経口鎮静と比較して副作用が少なく、より速い回復を望めます。

 

静脈内鎮静法と全身麻酔との違い

全身麻酔では麻酔薬による強力な中枢神経抑制作用で意識が消失し、自律神経の反射が抑制されます。また、痛みの管理も行えます。
一方、静脈内鎮静法では意識があり、生体の防御反応・反射が保たれます。しかし、無痛効果は不完全なため疼痛を伴う歯科治療では局所麻酔が必要となります。

静脈内鎮静法の場合、手術が終了して投薬が停止されると比較的早く目覚めます。 考えられる副作用には、頭痛、吐き気、眠気などがありますが、全身麻酔よりも影響が少ないことが期待されます。また、回復が早く、帰宅も早くなる可能性があります。

 

 

静脈内鎮静法の鎮静の深さ

治療に応じて、鎮静のレベルは、最小限(眠気を感じるが話すことができる)から深い (おそらく手順を覚えていない)範囲に及ぶ可能性があります。 薬剤の作用発現は個人個人異なります。中程度または深い鎮静は呼吸を遅くする可能性があり、場合によっては酸素が与えられる可能性があります。鎮静は眠気の一因となる可能性があります。 しかし、深い鎮静作用があっても、全身麻酔の場合のように意識を失うことはありません。

銀座みらい歯科|歯科医師ブログ|日本歯科麻酔学会認定医による静脈内鎮静法の説明|血圧計

・最小限 の鎮静

最小限の鎮静はリラックスするのに役立ちますが、目覚めている可能性があります。歯科医師が尋ねている質問を理解し、指示に従うだけでなく、答えることもできます。このレベルの鎮静剤は、通常、治療を受ける側が処置に関与する必要がある場合に使用されます。 期待しているより緊張感が取れない、あるいは不安、緊張を強く感じているようでも、鎮静薬によって血圧や脈拍は安定している状態です。

・中程度の鎮静

中程度の鎮静では、眠気を感じ、手術中に眠りにつくことさえあります。手順の一部を覚えている場合と覚えていない場合があります。ずっと起きているように感じても、実際は手術中に時折眠りに落ちている場合がこれにあたります。

・深い鎮静

深い鎮静の場合は 実際に意識を失うことはありませんが、治療中の間中眠り、おそらく記憶がほとんど、または全くないでしょう。

 

次のブログでは、なぜ歯科治療で静脈内鎮静法が選択されることが多いのか、また実際にどのように静脈内鎮静法が進められるのかなどをご紹介します。

銀座みらい歯科|なぜ静脈内鎮静法を行うのか?実際の施術について|歯科医師ブログ 

 

こちらもご参照ください。

銀座みらい歯科|口腔外科 静脈内鎮静法を用いた抜歯

 

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