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虫歯の原因とそのリスクについて

虫歯の原因とそのリスクについて

2023/09/26 ブログ

虫歯(医療用語でう蝕またはカリエス)は、私たちが食べたり飲んだりした糖分を餌にして、口の中にいる細菌が酸を作り出し、歯質(エナメル質と象牙質)を溶かした状態のことをいいます。虫歯の原因菌はほとんどの人の口の中にいる細菌ですが、口の中で増やさないようにすることや、酸を作りにくい生活習慣にすることで、十分予防することができます。

今回は虫歯の原因とリスクについて解説していきます。

虫歯の原因菌とは

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口腔内に存在するいろいろな細菌のうち、虫歯の原因菌には、
①酸を産生する能力を持つ
②酸に耐えられる
③不溶性グルカという物質を周囲に放出し、歯面にガッチリと固着する
という特徴があります。
これらの特徴をすべて兼ね備え、高い虫歯の誘発能力があることから虫歯の原因菌の代表とされているのがStreptococcus mutans(ストレプトコッカス・ミュータンス)です。この菌は、乳幼児の口腔細菌叢に存在する菌の中でもっとも研究されている細菌種の一つです。
ストレプトコッカス・ミュータンスの口腔内への定着時期として、1つ目は生後19~31ヵ月の間、2つ目は6歳ごろです。

ただし、虫歯リスクの高い人ではストレプトコッカス・ミュータンスの口腔内への定着がより早く起こっている可能性があります。

菌株の遺伝子型を高精度で調べた研究によると、ストレプトコッカス・ミュータンスが母親から子供に感染する確率は50〜85%程度であることが示されています。

ただし、虫歯リスクの高い母親であっても、きちんと虫歯治療を受け、キシリトール入りのガムを定期的に利用することで、子どもへのストレプトコッカス・ミュータンスの感染を効果的に減らすことができるという報告もあります。
そのため、過剰なまでに母子のスキンシップを避ける必要はないという考え方が主流となっていますが、生まれてくる子どものロ腔内にできるだけ虫歯原因菌を多く繁殖させないための工夫をすることは重要です。家族に虫歯が多い家にお子さんが生まれる場合には、まず大人の口腔の環境整備と食事習慣の見直しを進めておくことをおすすめします。

虫歯の進行を防ぐには

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歯面に定着、増殖したプラーク中の細菌が酸をつくり、酸の作用によってヒドロキシアパタイトからカルシウムイオン、リン酸イオンが溶けだし、唾液中に放出される反応を「脱灰反応」といいます。また、唾液中のカルシウムイオン、リン酸イオンが歯質に取り込まれ、ヒドロキシアパタイト結晶が修復される反応を「再石灰化反応」といいます。

これら2つの反応のバランスが崩れ、脱灰反応が再石灰化反応を上回った時に虫歯が進行します。
また、唾液には酸を中和する働きがあり、レモンの輪切りを歯に長時間密着させる、お酢を頻繁に摂取するなど、酸性飲食物の頻繁な摂取がないかぎり、すぐには歯が溶けないように防御機能が働いています。

では、どのようにこの虫歯の進行を防ぐことができるでしょうか。

一つに食後のブラッシングが挙げられます。
食後の口腔内では、食事由来の発酵糖質を利用してプラーク中の細菌が酸を産生することで、歯に密着しているプラークのpHがエナメル質の臨界pH5.5、 象牙質の臨界pH6.0〜6.5を下回り酸性に傾いてしまいます。

食事によって口腔内で一時的に増えた発酵性糖質は、食後すぐのブラッシングで速やかに減らすことができますが、プラッシングをせずに長時間放置すると、プラークが付着している部位ではエナメル質、象質とも脱灰が進んでしまいます。
ブラッシングの際にはフッ化物配合歯磨剤の使用も忘れないようにしましょう。

根面虫歯における酸蝕症のリスク

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根面虫歯とは、歯周病から歯の周囲に歯周ポケットができ、やがて歯ぐきが下がり歯根(しこん)が露出することで、そこにできる虫歯のことです。

高齢者に多くみられ虫歯への進行速度も速いのが特徴です。

ではここで、唾液分泌量が低下し、象質がむき出しになっている露出根面を多く有する高齢者が、酸性飲食物を頻繁に摂取し、1日に何回も毛先の硬い歯ブラシでゴシゴシと根面をブラッシングするとどうなるでしょうか?
この場合、歯の摩粍が生じ根面虫歯になるリスクは高いと考えられます。このリスクを下げるために少しでも歯の酸への露出を控える必要があります。
よって、酸蝕症(酸によって歯が溶かされ傷んでしまうこと)を引き起こす酸性飲食物の頻繁な摂取を避けるために、どの食品や飲料がどの程度酸性かについて、知っておくと良いでしょう。

・炭酸飲料・栄養ドリンクなどは、pH値2.2~2.9

・オレンジやミカンなどの果汁飲料は、多くがpH値4.0前後

・ビールもpH値5.0以下のものが多い

これらの飲み物を頻繁に飲んでいる人は酸触症の危険があるということになります。また、レモンを入れていない紅茶でも、pH5.5前後と根面虫歯の臨界pHを下回っているため、仮に唾液がまったく出ない方であれば、紅茶(レモンなし)を飲んでも根面の酸蝕症が起こってしまうということになります。
唾液分泌量が少ない方の酸蝕症予防については、

・酸性飲食物を頻繁に摂取する生活習慣の改善

・酸性飲食物を摂取した後、口腔内のpHを迅速に中和するうがい薬を使用する

などの対策を取るとよいでしょう。

歯科医院では、逆流性食道炎など摂食障害による頻繁な嘔吐の既往がある方については、胃酸の影響による酸触症の兆候がないかどうかに注意し、医科への紹介を含め、原因となっている疾患の治療をお勧めすることもあります。

虫歯や虫歯リスクでお悩みの方は、一度当院にお気軽にご相談ください。スタッフ一同、心よりお待ちしております。

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