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2026/11/02 症例
ジルコニアセラミックによる修復
約1ヶ月
3回
137,500円(税込)×1本
今回の患者様は、左上の前歯の色が周囲の歯と異なって見えることを気にされ、来院されました。
過去に神経を取る治療を受けたあと、裏側に樹脂の詰め物をした状態で治療を終えていましたが、見た目の違和感が長く続いていたとのことです。
特に、口元は会話や笑顔の際に目に入りやすい部分であるため、周囲の歯になじむ自然な色に整えたいというご希望がありました。
また、治療を開始してから仮歯を長期間使用していたことで、歯と仮歯の境目に食べ物が詰まりやすいことも気にされていました。
見た目だけでなく、今後、むし歯や歯周病につながらないかという不安も抱えていらっしゃいました。
来院時には痛みなどの自覚症状は特にありませんでしたが、過去に神経の治療を受けている歯であること、仮歯のまま長期間経過していることを踏まえ、状態を確認したうえで最終的な被せ物へ移行する方針となりました。患者様のご希望は、セラミックを用いて周囲の歯との色調の差をできるだけ小さくし、自然な口元に仕上げることでした。

歯の状態を確認したうえで型取りを行い、周囲の歯との色調を合わせるため、複数の角度から口元の写真を撮影しました。これらの資料をもとに、最終的な被せ物の製作へと進みました。

治療後は、処置直後の痛みなどの訴えもなく、状態は安定しています。
完成したセラミックの色調についてもご満足いただくことができました。
前歯は顔全体の印象にも関わるため、単に白くするのではなく、隣り合う歯の色味や明るさになじむことを大切にして治療を進めました。
・治療結果や将来の状態を完全に保証するものではありません。
・本治療は自由診療です。
・治療後に、噛んだときの痛みや違和感などが生じる場合があります。
・セラミックの破損や脱離を防ぐため、噛み合わせや日々のお手入れに注意し、定期的な検診を受けることが大切です。
今回の症例では、過去に神経の治療を受け、その後長期間仮歯を使用していた左上前歯について、見た目の改善と周囲の歯になじむ色調を目指し、ジルコニアセラミックによる修復を行いました。患者様のお悩みは変色だけではなく、仮歯との境目に食べ物が詰まりやすいことや、今後のむし歯・歯周病への不安もありました。
そのため、見た目の回復に加えて、長期的に口腔内の健康を維持するためのケアについても考えることが重要です。
神経を取った歯は、時間の経過とともに歯の色が暗くなったり、周囲の歯と色調の差が目立ったりすることがあります。
また、神経のある歯と比べて歯質の状態が変化している場合があり、残っている歯の量や過去の治療内容によっては、破折などのリスクにも配慮する必要があります。どのような修復方法が適しているかは、歯の状態を診査したうえで判断します。
被せ物による修復は、歯の形態や見た目を整えるだけでなく、残っている歯質を保護することを目的として選択される場合があります。ただし、被せ物を装着すれば破折を完全に防げるわけではありません。歯の状態や噛み合わせ、日常的な力のかかり方などを確認し、治療後も継続して管理していくことが大切です。
今回の歯は過去に神経の治療を受けており、仮歯が長期間装着されている状態でした。仮歯は、最終的な被せ物が完成するまでの間、歯を保護したり形態を補ったりするために使用するものですが、長期間の使用を前提としたものではありません。
そのため、治療が中断している場合には、仮歯の脱離・破損、境目への食べ物の詰まりなどが起こり、内部でむし歯が広がる可能性があります。
歯茎や歯を支える組織は、加齢や清掃状態、歯周病などの影響によって少しずつ変化します。歯茎の位置が変わると、被せ物と歯茎の境目に段差や隙間が生じ、汚れが残りやすくなることがあります。
境目にプラークなどが蓄積すると、むし歯や歯茎の炎症につながる可能性があるため、被せ物を装着した後も丁寧なセルフケアと定期的なチェックが欠かせません。
仮歯はあくまで治療途中に使用する一時的なものです。材質や形態は最終的な被せ物とは異なり、長期間使用すると表面が摩耗したり、適合状態が変化したりすることがあり、口臭の原因になる場合もあります。
仮歯の状態が続いている方は、症状がなくても放置せず、早めに歯科医院へ相談することをおすすめします。
歯周病は、歯と歯茎の境目に蓄積した細菌性のプラークなどが関与して起こる病気です。細菌によって歯茎に炎症が生じ、進行すると歯を支える組織に影響が及ぶことがあります。初期には痛みなどの自覚症状が少ない場合もあるため、症状の有無だけで判断せず、定期的に歯茎の状態を確認することが大切です。
歯周病が進行すると、歯茎の奥にある歯槽骨など、歯を支える組織が失われることがあります。こうした状態が進むと、歯が揺れる、歯茎が下がる、歯と歯の間に隙間ができるといった変化が見られる場合があります。
失われた組織を元の状態に戻すことは容易ではないため、早期発見と進行を抑えるための継続的な管理が重要です。
歯は歯茎だけで支えられているのではなく、その下にある顎の骨や歯周組織によって支えられています。歯周病によってこれらの組織が損なわれると、歯を支える力が弱くなり、歯の動揺につながることがあります。
日々の歯みがきに加え、歯科医院での検査や専門的なクリーニングを組み合わせ、口腔内の状態に合わせた管理を行うことが大切です。
噛み合わせや歯ぎしり・食いしばりによる力のかかり方は、ご自身では気づきにくいことがあります。特定の歯に過度な力が加わると、歯や修復物に負担がかかる場合があるため、必要に応じて噛み合わせの状態を確認します。違和感や噛みにくさがある場合は、我慢せず歯科医師に相談してください。
噛み合わせは、歯並びだけでなく、顎の動きや歯に加わる力なども関係する複雑なものです。治療後も定期的に状態を確認し、必要に応じて調整やケアを行うことで、歯や被せ物にかかる負担を管理していきます。
今回使用したジルコニアは、強度に優れたセラミック材料の一つです。症例に応じて表面にポーセレンを築盛することで、天然歯に近い色調や質感を表現しやすくなります。素材にはそれぞれ特徴があり、すべての症例で同じ方法が適しているわけではありませんが、今回は強度と審美性の両面に配慮しながら修復物を製作しました。
前歯のセラミック治療では、単に白さを合わせるだけでなく、隣の歯の明るさや色味、透明感、表面の質感などを考慮する必要があります。周囲の歯との色調の差をできるだけ小さくするため、口腔内の写真を複数枚撮影し、提携する歯科技工士と情報を共有しました。
写真は色の判断材料の一つとなるため、撮影条件にも配慮し、技工士側と同じカメラを使用するなど、色調の認識に差が出にくいよう工夫しています。
セラミックは汚れが付着しにくい性質を持つ一方で、欠けたり外れたりする可能性がなくなるわけではありません。長く使用するためには、噛み合わせへの配慮や日々の清掃、定期的な検診が大切です。
京橋 銀座みらい歯科では、患者様のお悩みやご希望、口腔内の状態を確認したうえで、複数の治療選択肢をご案内しています。それぞれの治療に期待できることだけでなく、注意点やデメリット、費用についても説明し、ご理解・ご納得いただいてから治療を進めることを大切にしています。前歯の変色や被せ物についてお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
京橋 銀座みらい歯科 院長 吉竹
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