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がん治療中・治療を始める方へ。お口の副作用を和らげるために、歯科医院ができること

がん治療中・治療を始める方へ。お口の副作用を和らげるために、歯科医院ができること

2026/06/29 ブログ

こんにちは、京橋 銀座みらい歯科 歯科衛生士です。

今回はがん治療(抗がん剤治療や放射線治療)の際に起こりやすいお口の中のトラブルについてのお話です。

私の父ががんで抗がん剤治療を受けていた際、その副作用、特に「お口の中のトラブル」にとても苦労した経験があります。

身近でその辛さを見たことから、私はがん治療中のお口の中の影響について深く調べるようになりました。

がんの治療では、抗がん剤治療や放射線治療によって、がん細胞だけでなく正常な細胞にも影響が出ることがあります。そのため、お口の中にもさまざまな変化や副作用が起こりやすくなるのです。

お口の中で起こりやすい3つの症状と対策

ご飯が食べられず悩んでいる女性│がん治療中・治療を始める方へ。お口の副作用を和らげるために、歯科医院ができること|京橋駅直結の歯医者 京橋 銀座みらい歯科

① 口内炎

抗がん剤の副作用として特に多いのが口内炎です。

抗がん剤治療によって粘膜が荒れ、そこに細菌が感染することで痛みが悪化し食事ができなくなるほど重症化することもあります。

・時期の目安:抗がん剤投与から4〜5日ほどで変化が出始め、7〜12日目頃が痛みのピークとなります。

・期間:約2週間で落ち着くことが多いですが、抗がん剤治療は数週間おきに繰り返されることが多いため、そのたびに口内炎ができる可能性があります。

ただし、抗がん剤による口内炎の発生は口腔ケアをしっかり行うことで予防あるいは軽減できます。

【主な症状】

・お口の中がヒリヒリする

・食べ物や飲み物がしみる

・ゴクンと飲み込みにくい、会話がしづらい

【お家での対策】

・刺激の強い食べ物(辛い、熱い、酸っぱいもの)は避ける

・やわらかく、食べやすいものを選ぶ

・痛みが強い場合は我慢せず、早めに医師や歯科医師に相談する

お口の乾燥(口腔乾燥症)

お口の乾燥は、唾液を作る細胞がダメージを受けることで起こります。口内炎と並んで患者様が感じる最もつらい症状の一つといわれています。

お口が乾くと味覚障害(味がわからない・変わる)に繋がり、食事の楽しみが減って食欲が落ちてしまいます。栄養状態が悪化すると、全身の体力低下や副作用の悪化を招き、最悪の場合、がん治療そのものを継続できなくなることもあります。

また、唾液にはお口を守る働きがあります。唾液が減ると虫歯のリスクも高くなります。

【主な症状】

・お口の中がネバネバする

・話しにくい

・飲み込みにくい

・味を感じにくい

【お家での対策】

・こまめに水分をとる

・保湿ジェルや保湿スプレーを利用する

・食べやすいものを選ぶ

・唾液腺マッサージを行う

・アルコール入りの洗口液は乾燥を悪化させることがあるため注意する

・フッ化物(フッ素)配合の歯磨剤を使用し、毎食後と就寝前に丁寧に歯を磨く

・甘い飲み物や間食を控える

無理に食べようとせず、栄養が不足する場合は医療スタッフに相談してください。また、味覚障害がある場合は、食感や香り、酢の風味を活かした食べ方を工夫するのもおすすめです。なお、乾燥対策には定期的な歯科受診も大切です。

歯ぐきからの出血や感染

抗がん剤治療中は、一時的に体の中の白血球や血小板が減少します(骨髄抑制)。これにより、細菌に対する体の免疫力が低下してしまいます。

治療中の吐き気や口内炎などで口の清掃が難しくなり細菌が増加します。そこに免疫力の低下が重なることで、歯肉炎や歯周病が急激に悪化し、歯茎の痛みや腫れ、出血が起こりやすくなります。

また血小板の減少も影響し、普段通りのブラッシングでも出血することがあります。

【主な症状】

・歯茎が腫れる

・少しの刺激で出血しやすい

・口臭が強くなる

・発熱を伴うことがある

【お家での対策】

・柔らかめの歯ブラシで優しく磨く

・お口を清潔に保つ

・出血や腫れが続く場合は早めに受診する

治療を始める前からの「事前ケア」が大切です

相談にのる女性│がん治療中・治療を始める方へ。お口の副作用を和らげるために、歯科医院ができること|京橋駅直結の歯医者 京橋 銀座みらい歯科

残念ながら、今の医療では副作用を完全にゼロにするような治療法はありません。しかし、「がん治療が始まる前からお口の環境を整えておくこと」で、副作用のリスクを下げ、症状を和らげることが様々な研究で報告されています。

「がんそのものの治療のことで頭がいっぱいになり、お口のことまで気が回らない」と思われるのは当然のことです。だからこそ、私たち歯科医師や歯科衛生士を頼ってください。

これからがん治療が始まる方は、ぜひ治療前に虫歯の治療や歯石除去を済ませておきましょう。現在治療中の方も、お口について「少し気になるな」と感じることがあれば、どんな小さなことでも遠慮なくご相談ください。

患者様が安心してがん治療を続けられるよう、私たちが全力でお口の健康をサポートします!

京橋 銀座みらい歯科 歯科衛生士 尾形

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予防・メインテナンス|京橋 銀座みらい歯科

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