セカンドオピニオンも受け付けております
「現在治療を受けている医院の説明がわかりにくい」「歯を抜くしかないといわれてしまった」「インプラント治療はできないと診断された」など、他院での診断にお悩みの方のご相談に対応します。
2022/12/21 症例
治療内容
ジルコニアセラミックによる前歯の修復
期間
1ヶ月
治療回数
3回
費用（施術当時の料金）
132,000円（税込）×2本
治療前の状態・主訴
患者様は「過去に修復した前歯の見た目を改善したい」とのことで来院されました。
転んで前歯が折れてしまい他の歯科医院にて修復処置を受けたようですが、周りの歯と色調が異なっており見た目を気にされていました。
転んだ際にかかった医院にて神経の処置をすでに行っており、セラミックを使った被せ物で審美的にきれいにしたいとのことでした。現状痛みなどはありませんでした。
治療詳細
形成を行い仮歯を仮着しました。
こちらが色調採得中の写真です。
型取りを行い最終補綴へ移行しました。
治療後の様子
治療した前歯は形も色調も周りの歯と見分けがつかないほど綺麗に修復することができました。
処置直後は特に痛みなどはなく、状態も安定しています。色調にもご満足いただけました。
主な副作用・リスク
・予後を完全に保証するものではありません。
・自由診療での治療となります。
・神経の処置が再度必要となるケースがあります。
・治療終了後に噛むと痛いなどの症状が出る場合がございます。
過去の修復の形や色調でお悩みの方は当院までご相談ください
今回の症例では転んでしまったことにより歯の破折が起こり、樹脂による修復が行われていました。しかし樹脂は経年劣化により変色することが多く、今回の患者様も周りの歯との見た目の違いを気にされていました。
ご本人の希望は色調をそろえ他の歯と揃っているような見た目にしたいとのことで、今回ジルコニアセラミックを使用しました。
色調に関しては、写真を多数撮影したものを歯科技工士さんへお送りし、色調の再現をお願いしております。
また使用カメラに関しても技工士と同じものを使用する事で、色の誤差などを最小限に減らすよう工夫しております。
〜歯の外傷の種類について〜
歯をぶつけた場合には様々なことが起こる可能性があります。少し難しい表現にはなりますが、歯の外傷には以下のような種類があります（細かいヒビなどは完全には審査をしても見えない場合があります）。
①破折性外傷
②脱臼性外傷
③併発するケース
どの種類かを見分けるため、歯科医院ではまず以下のような内容をお伺いあるいは審査するケースが多いです。
問診：「いつ」「どこで」「どのように」といった過去の歯の状況について、患者様本人からお伺いします。
診察：口腔内診査、打診・動揺度、温度診、電気歯髄診といった、患者様のお口を直接チェックすることで状態を確認します。
検査：X線検査、パンラマ、デンタル、CTといった検査機器を用いて、より精密な歯のチェックを行います。
①破折性外傷
破折性外傷には上記のように様々なケースがあり、それぞれ治療方法が異なります。審査・診断によって一人ひとりの歯の状態に合わせた治療方針を設計します。
②脱臼性外傷
脱臼性外傷に関しても同様に年齢や受傷からの時間経過などにより治療の方針は大きく異なります。
また破折と脱臼の両方を併発している場合も多く、併発すると診断が複雑化します。歯の状態により治療方針が大きく変わってくることになります。
今回のケースでは当院に来院する前に、他歯科にて外傷に伴う治療をすでに受けておりました。破折と脱臼を併発していたために暫間的（一時的）な固定を行い、その後外傷に伴う根の神経を取る処置を行ったうえで当院に来院されました。
被せ物の治療のみを希望されたため、歯の形態や色調へのご要望をお伺いし、色の違いを最小限にできるジルコニアセラミックを使用することにしました。ジルコニアの性質などは過去のブログをご参照頂ければと思います。
過去ブログ：【対談】自由診療で使われる歯科用セラミック「ジルコニア」について
京橋 銀座みらい歯科では様々なケースに対応できるよう患者様への選択肢の提示を行っております。歯の外傷については治療法が一人ひとり異なるため、丁寧な説明をもとに、ご理解を頂いてから治療を行っております。
歯の外傷やトラブル、過去の修復の経年劣化でお悩みの方は、お気軽に京橋 銀座みらい歯科までご相談ください。スタッフ一同、心よりお待ちしております。
こちらもご参照ください。
