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「現在治療を受けている医院の説明がわかりにくい」「歯を抜くしかないといわれてしまった」「インプラント治療はできないと診断された」など、他院での診断にお悩みの方のご相談に対応します。
2022/12/10 ブログ
こんにちは、京橋 銀座みらい歯科 歯科衛生士の河俣です。
今年は残暑が続いたと思えば、急な冷え込みが続き「今年は秋がないね、急に冬になったね。」という会話をよく耳にします。
これはラニーニャ現象によるものだそうです。ラニーニャ現象が起こると夏は猛暑で冬は厳しい寒さになるようです。
寒暖差が激しい時期は体調を崩しやすいので、体調には十分気をつけてくださいね。
前回のブログで歯ブラシの選び方についてお話しさせていただきました。そこでは手用歯ブラシ(手で磨く歯ブラシ)についてしかお伝えしていなかったので、今回は電動歯ブラシについてお話しさせていただきます。
前回ブログ：自分にぴったりの歯ブラシと歯みがき粉の正しい選び方
大きく分けて3種類！電動歯ブラシの種類について解説
電動歯ブラシとは「ブラシが自動的に動く歯ブラシ」のことをいいます。ブラシが往復・振動・回転など多様な動きをするよう設計され、人間が手で磨く手間が省けるというのが電動歯ブラシの最大の特徴です。
電動歯ブラシは、ブラシの動きと機能によって大きく以下の3種類に分かれます。
・一般的な電動歯ブラシ
ブラシが電気で振動あるいは回転します。プラーク除去効果が高く、歯肉マッサージ効果もあります。
・音波式（電動）歯ブラシ
ブラシが高速で振動します。ヘッドを高速振動させることで音波を発生させ、毛先が接していない部分に至るまで汚れを落します。また音波により歯周病菌の表面を破壊することができます。
・超音波式（電動）歯ブラシ
ブラシのヘッドから超音波の振動が発生します。超高速の音波振動により細菌と歯のつながりを弱め、歯垢の一成分である不溶性グルカンを破壊することができます。虫歯や歯周病予防に効果的です。
※心臓にペースメーカーや除細動器を使用している方には勧めてはいけません。またそのような方の近くで作動させてはいけません(誤作動の恐れがあるため)。
ここまで読んで気になるのはやはり「どの歯ブラシが一番汚れを落とせるのか」ということだと思います。
患者様からもたびたび「普通の歯ブラシじゃなく電動歯ブラシを使った方がきれいに磨けるのでしょうか？」と聞かれます。
ある実験でどの歯ブラシがプラーク除去効果が高いのかを調べたところ、
手磨き＞電動歯ブラシ＞音波歯ブラシ＞超音波歯ブラシ
という結果になりました。
つまり手用歯ブラシを上手に使えるのであれば、あえて電動歯ブラシにする必要はないと考えられます。
ですが、以下のような方は電動歯ブラシを使う方が向いてるといえるでしょう。
【電動歯ブラシが向いている人】
・妊婦でつわりのある方
・歯を磨く時間をとにかく短くしたい人
・不器用な人
・ついゴシゴシ強く磨いてしまう癖がある人
・着色がつきやすい人
上記以外の方でも手磨きに自信がない方は、電動歯ブラシの使用を毎日のケアに取り入れるのも良いと思います。ただ電動歯ブラシはとても便利な道具な反面、正しく使わなかったり手用歯ブラシと同じ様に使っていると歯を痛める可能性が高い道具でもあります。
電動歯ブラシの正しい使い方とは？押さえておきたい3つのポイント
電動歯ブラシを正しく使うために注意したいのが、押し付けすぎないこと、ブラシを正しく動かすこと、正しい歯みがき粉を選ぶことの３つです。
電動歯ブラシの振動はブラシの毛先に集中し、一番力がかかるように設計されています。そのため強く押し当てる必要はありません。むしろ押し当てることにより毛先が崩れ、歯の表面に毛先が当たらなくなると磨き残しが発生します。また歯や歯茎に過剰な力がかかり、歯や歯茎を傷つけてしまいます。
音波ブラシの場合は毛先が軽く歯面に触れる程度の力で当てるように、電動・超音波ブラシの場合は軽くタッチする程度の力で使用してください。
ブラシを歯に当てた際、歯ブラシを持つ手の指先が白くなっているときには、力がかかりすぎている場合があります。ぜひ歯磨きの際にはチェックしてみてください。
また、歯ブラシを動かす時は短いストロークで動かしましょう。電動歯ブラシのは自ら振動することで汚れを粉砕します。そのため、手用歯ブラシと同じように動かせば、振動がしっかり歯垢へ伝わらず汚れを落とせないままになってしまいます。
電動歯ブラシ、音波歯ブラシの場合は動かす必要すらないと言われていますので注意してください。
ちなみに通常替ブラシの交換は３ヶ月に一度となっております。ブラシを後ろからみて毛先が見えるようであれば、磨き残しの原因になるため３ヶ月経っていなくてもブラシは替えてください。
歯みがき粉は研磨剤が配合されていないものを使いましょう。研磨剤には歯の表面の汚れを粒子によって落とす作用があるため、電動歯ブラシと一緒に使うと歯の表面が削れ、知覚過敏になってしまう可能性があります。
電動歯ブラシ専用の飛散しにくいものや、液状、フォーム状、ジェル状のものを使うことをおすすめします。
さらにもう１つ大事な注意点があります。それはフロスや歯間ブラシを併用することです。
電動歯ブラシを使っていたとしても汚れを100％落としきることは出来ません。そこでフロスや歯間ブラシなどの補助的清掃用具を使用すると、歯ブラシによる磨き残しをしっかりケアできます。
補助的清掃用具についての詳しい内容は次回のブログにて詳しくご紹介します！
歯ブラシに関する疑問は担当衛生士までお尋ねください
京橋 銀座みらい歯科では、担当衛生士制を導入しています。毎回同じ歯科衛生士が対応することで、患者様1人ひとりのお口の傾向を一貫して把握することができます。
自分だけだとどの歯ブラシを使ったらいいかわからないという方は、ぜひ一度京橋 銀座みらい歯科の歯科医師・歯科衛生士にご相談ください。
スタッフ一同、心よりお待ちしています。
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