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2022/11/04 ブログ
こんにちは、京橋銀座みらい歯科 歯科衛生士の河俣です。
今年も残りあと2か月となりましたね!いかがお過ごしでしょうか?
私は年々1年過ぎるのががなんだか早く感じるようになっていますが、皆さんも年を重ねるごとに1年が早く感じられることはありませんか?
これはジャネーの法則という心理現象によるものだそうです。気になった方はぜひ調べてみてください!
話がだいぶそれてしまいましたが…
今回は、歯みがきの効率をあげるお口に合った歯ブラシ、そして歯みがき粉の正しい選び方についてご紹介します。
みなさんは普段歯ブラシや歯みがき粉をどのように選んでいますか?
「歯ブラシや歯みがき粉ってどれを使っても一緒に感じる」と思う方もいるかもしれません。
しかし歯ブラシが合っていないと、どれだけうまく磨けていても磨き残しが出てきたり、歯茎が傷ついてしまい歯肉退縮を起こしてしまうこともあるのです。
歯みがき粉も成分によって効果が異なるため、成分がどのように作用するかを理解することが重要です。
自分にぴったりの成分を含んだ歯みがき粉を選ぶことで、歯科疾患を効果的に予防することができます。
まずはじめに歯ブラシの正しい選び方からお話していきます!歯ブラシを選ぶ際にみるポイントは以下の4点になります。
ヘッドとは歯ブラシのブラシが植わっている部分のことを指します。
ここの部分の大きさによりブラシのお口の中への入れやすさが変わってきます。
小さくて薄いものほど奥歯までいれやすく、小回りもきいてしっかりと汚れを落とすことができます。
毛の硬さには「硬め」「ふつう」「やわらかめ」の3種類があります。
一般的におすすめされているのは「ふつう」タイプになります。
歯ブラシを持つ手に力がはいりにくい方は「硬め」を、歯茎がデリケートだったり薄い方には「やわらかめ」をおすすめします。
歯の汚れを落とすことだけを考えると「硬め」がおすすめになります。
しかし毛が硬ければ硬いほど歯や歯茎がすり減りやすくなるので、ご自身の力加減や歯茎の状態に合わせて選択をしていくことが大切です。
毛の材質には「豚毛」「ナイロン毛」の2種類があります。
豚毛ブラシは適度な弾力があり、ナイロン毛よりも柔らかいため歯や歯茎を傷つけにくいメリットがあります。
ただ吸水性があるため、ブラシが乾きにくく雑菌が繁殖しやすいというデメリットがあります。
ナイロン毛は吸水性が低いため雑菌が繁殖しにくく、耐久性にも優れています。
しかし丈夫な分強く磨いてしまうと歯や歯茎を傷つけてしまうというデメリットがあります。
ここ最近の研究によると、ナイロン毛歯ブラシの方が豚毛歯ブラシよりも汚れの除去率が高いとされています。
毛先のタイプは「ラウンド」「テーパード」の2種類があります。
ラウンドはブラシの毛先を丸く加工したものです。毛先が丸いため歯茎を傷つけにくく、歯の表面の歯垢を効率よく除去できるのが特徴です。
反対にテーパードはブラシの毛先が先端に向かって細くなっているのが特徴です。歯と歯茎の間に毛先が届きやすく、歯や歯茎への刺激が少ないというメリットがあります。
お口の健康を守るためには、これらを踏まえて自分にぴったりの歯ブラシを選ぶことが大切です。
とはいっても「結局どう選んでいいかピンとこない」という方も少なくはないのでしょうか。そんな時には、使用する「目的」に注目するのがポイントです。
「お口の健康を守る」というと、「虫歯予防」と「歯周病予防」の大きく2つの目的に分かれます。自分に合った歯ブラシを選ぶときには、虫歯と歯周病のどちらをより予防したいかという目的から考えることが重要です。
硬さ:ふつう
ヘッドの大きさ:薄く小さめ
歯肉の腫れや出血、歯の根が露出していてしみる場合には、「やわらかめ」に変更しましょう。歯肉からの出血などが改善したら「ふつう」のかたさの歯ブラシに戻していきましょう。
歯ブラシのヘッドの大きさに関しては、一般的には、頭部の長さが歯2本分程度が口の中で操作しやすいとされています。歯と歯ぐきの境目を意識して細かく磨く際は、細めのヘッドが適しています。
硬さ:ふつう
ヘッドの大きさ:小さめ
毛の材質:ナイロン
歯ブラシの柄:まっすぐ
歯ブラシのヘッドは歯周病予防と同様に、「小さめ」を選ぶといいでしょう。柄は「まっすぐ」のものだと持ちやすく、細かく磨くことができます。
高齢者など「手に力が入らない」「しっかりと握れない」という方には、握りやすい太めのハンドルが適しています。しっかり磨くために、素材はナイロン製を選びましょう。
また、歯ブラシの交換の目安は「1ヶ月に1回」です。1ヶ月たっていなくても、歯ブラシを後ろからみて毛が飛び出して見えるようであれば交換しましょう。
次に、歯みがき粉の正しい選び方についてご紹介します。
現在歯みがき粉は各メーカーから様々な種類のものが販売されています。
購入されるときに「どれが自分に合っているのか」「最近CMでよく聞くけどこの成分って何だろう」と悩む方も多いと思います。
歯みがき粉には大きく分けてドラッグストアなどで購入できる市販品と歯医者でしか購入できない歯科専売品があります。
市販品は薬局などで手軽に購入でき、比較的安価であるというメリットがあります。
歯科専売品は歯医者に行かないと購入できず値段も高価ですが、市販品と比べてフッ化物が高濃度であったり、歯周病予防の成分や知覚過敏を抑える成分の配合量が多く含まれていますます。
市販のものは泡立ちやすく、十分なブラッシングをする前に口をゆすぎがちになってしまいますが、歯科専売品はあえて泡立ちにくいようになっているため(低発泡)ブラッシング時間が短くなりにくいです。
歯科専売品は研磨剤の量も少ないか無配合のものが多いため、歯の表面を傷つける心配もありません。
特に電動歯ブラシを使用されている方は、研磨剤が入っているものを使っていると歯を過度に傷つけてしまうおそれがあります。手で磨く時よりも歯の表面を傷つけやすいため、研磨剤無配合のジェルタイプを使うのがおすすめです。
ジェルタイプはお口の中に広がりやすいので、配合されている成分も隅々まで行き渡らせることができます。
このようなタイプのおすすめの歯みがき粉は、歯科専売品であるシステマの「SP-Tジェル」です。この商品はフッ化物が高濃度配合(1450ppm)のうえ、歯周病予防成分が多く配合されています。
粘性の高いジェルなので薬用成分が歯周ポケットに長くとどまりやすいというメリットもあります。「虫歯予防もしたいけれど歯周病予防もしたい」という方におすすめです。
電動歯ブラシをご使用の方だけでなく、手磨きをされている方にももちろんご利用いただけます。
よりしっかり汚れを落としたいという方は、歯科専売品であるシステマの「ハグキプラスプロ」というペーストタイプの歯みがき粉がおすすめです。
こちらもフッ化物が高濃度配合、歯周病予防成分が配合されております。市販のハグキプラスとの違いとしては薬用成分の種類と配合量が多く、低研磨・低発泡のつくりになっています。
インプラントが入っている方はフッ化物入りの歯みがき粉を使うとインプラントが腐食してしまう可能性があるので、フッ化物無配合のものを選択するようにしましょう。
「バイオリペアプロ」という歯みがき粉はフッ素無配合ですが、代わりにハイドロキシアパタイトを主とした「マイクロリペア」という成分が含まれていて、この「マイクロリペア」がフッ素と同じ効果を与えてくれます。
着色汚れが気になる方やホワイトニングをして効果を長持ちさせたい方は「ルシェロホワイト」がおすすめです。
弱アルカリ性のペーストが汚れを落としやすくし、高濃度に配合したLime粒子(清掃剤)と薬用成分「ポリエチレングリコール(PEG)400」がステインを効果的に除去します。フッ素も950ppm配合されているため、虫歯予防もできます。
その他にも歯みがき粉で使われている成分はいくつかあります。以下に歯みがき粉の主な薬用成分をご紹介します。
NaF(フッ化ナトリウム)
虫歯予防(現在日本では濃度1500ppmが上限となっており、歯みがき粉においては一般的に1450ppmのものがフッ化物高濃度配合になります)
IPMP(イソプロピルメチルフェノール)
バイオフィルムの内部まで浸透し殺菌
KNO3(硝酸カリウム)
知覚過敏の症状を防ぐ・歯の神経の興奮を鎮め、痛みの伝達を制御する
CPC(塩化セチルピリジニウム)
口腔内の浮遊菌を殺菌・歯肉炎や口臭の予防
TXA(トラネキサム酸)
歯肉の炎症・出血の抑制
歯みがき後は大さじ一杯程度の水で5秒ほどゆすぎましょう。ゆすぎすぎてしまうとせっかくの薬用成分が流れてしまいます。泡が残る感じが気になる方は、低発泡の歯みがき粉を使うと良いでしょう。
まだうがいができない子どもは、軽くお口の周りを拭き取る程度で十分です。
虫歯になりやすい方は歯みがきの後にフッ素ジェルの塗布やフッ素洗口をするプラスケアがおすすめです。
これらは夜の歯みがきにプラスするのが良く、フッ素後はうがいをせずそのまま寝るようにしましょう。
次に歯みがき粉の使用量について説明します。
歯みがき粉の使用量は年齢によって異なります。特に子どもの歯みがきをする時には歯みがき粉を多く使いすぎないように注意しましょう。
・6か月〜2歳…3㎜程度(子どもの切った爪程度)
・3〜5歳…5㎜以下
・6〜14歳…1cm程度
・15歳以上…2cm程度
さらに子どもに対してはフッ素の濃度にも注意が必要です。
・乳幼児期(6か月〜5歳)…500ppm(フォーム状のものであれば950ppm)
・学齢期(6歳〜14歳)…1000ppm
・成人期(15歳〜)…1000〜1500ppm
自分に合った歯みがき粉を選択することで、お口のトラブルを予防、改善することができます。
自分だけだと何を使ったらいいかわからないという方は、ぜひ一度京橋 銀座みらい歯科の歯科医師・歯科衛生士にご相談ください。
スタッフ一同、心よりお待ちしています。
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