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なぜ静脈内鎮静法を行うのか?実際の施術について

なぜ静脈内鎮静法を行うのか?実際の施術について

2021/05/08 ブログ

こんにちは。医療法人港成会の歯科医師、池田です(日本歯科麻酔学会認定医です)。
前回に続き、歯科治療の際に行うこともある「静脈内鎮静法」についてお伝えしていきます。

鎮静の副作用と合併症

前回のブログで、静脈内鎮静法の鎮静の深さは、個人の状態に応じて、浅いレベル(眠気を感じるが話すことができる)から、深いレベル (おそらく手順を覚えていない)まで、広範囲に及ぶ可能性があるとお話ししました。

知的障がいなどにより、歯科治療に対して拒否行動が激しい方などには、その行動を制御するために静脈内鎮静法を適応することがあります。この場合、意図的に深いレベルの沈静に導いて、意識を消失させる必要があります。しかしこれは、意識下鎮静(浅いレベルの鎮静)と比べて、副作用や合併症を起こすリスクが高くなります。
実際のところ、「鎮静法」の概念は施術者によって異なり、深い鎮静状態と意識下鎮静法を一括して「静脈内鎮静法」と認識されているのが現状です。
鎮静剤の副作用には、頭痛、吐き気、眠気などがありますが、薬剤の量が増えればその影響は強く出る可能性があります。

静脈内鎮静法の目標は、治療を完了するために、できるだけ少ない薬剤を使用することです。そうすることで、より安全に、そして副作用や合併症が生じる可能性を、全身麻酔よりも低くできる可能性があります。
多くの薬剤を用いて、体の反射的な動きを抑制したり、完全な健忘効果を期待したりといった手法は、本来の静脈内鎮静法の概念とは全く異なるものです。

静脈内鎮静法についてのQ&A

なぜ静脈内鎮静法を行うですか?

歯科治療は術野(治療をしている箇所)と気道(呼吸の通路)が同一部位であるという特殊性があり、歯科用切削器具の使用により、口腔内に留まった水分や唾液が、気管に流れ込みやすくなります。

しかし、意識下鎮静法では自主的な気道確保が可能なため、患者様は歯科医師による身体の刺激や口頭での指示に対して、適切に反応できます。歯科においては治療内容上、患者様の反応が必要になる場面が多いのが現状です。

歯科治療中に意識があり、上気道反射(※)が十分に保たれていることは、気道閉塞や誤嚥事故を予防する上で、きわめて重要です。

(※)誤嚥をしたり喉に異物が詰まったときに出る、咳込む・むせるなどの反応

静脈内鎮静法はどのように行われますか?

治療内容を理解していることを確認し、患者様に同意いただいた後、血圧を測定します。治療用の椅子に横になっていただき、麻酔科医が細い注射針を腕や手の静脈に挿入して、点滴チューブに取り付けます。その後、点滴を通してゆっくりと鎮静剤を注入して、リラックスするように促します。治療中の鎮静状態や呼吸は、麻酔科医が監視しています。

痛みを感じますか?

静脈内鎮静法はあくまでも、治療に対するストレスや不安を軽減するためのものです。治療する部位の痛みを軽減させるために、静脈内鎮静法とは別に、局所麻酔薬の注射を行います。針を刺すときに、チクッとした感覚を覚えるかもしれませんが、その後はしびれを感じるはずです。治療中はできる限り快適に過ごせるよう最善を尽くすので、もし違和感があれば、ご遠慮なくお知らせください。

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鎮静中はどのように感じますか?

深くリラックスした気分になり、不安が大幅に軽減されます。 何が起こっているのか気づかなくなり、眠くなるかもしれません。人によっては眠ったり目が覚めたりします。しかし、歯科医師からの要求を理解して、例えば手を上げるなどの方法でその要求に応えたり、自分の気持ちを伝えたりすることは可能です。

鎮静から覚めた後は、治療の手順についてあまり(または何も)覚えていない可能性があります。

なお、病状によって、あるいは特定の薬物療法を受けている一部の方は、軽い鎮静だけでは全く眠れない場合があります。静脈内鎮静法は、完全に意識を消失させて眠らせる全身麻酔ではありません。

治療後はすぐに帰れますか?

治療後はそのまま診察室にて、または回復室にご案内して、約30分間お休みいただきます。鎮静剤の影響でまだ眠気があり、意識が不安定で忘れっぽく感じるため、麻酔科医による許可を受けるまで帰宅することはできません。点滴の針は、抜くのに適した状態になるまで留置します。

帰宅後はどのように過ごせば良いですか?

安全のため、麻酔科医のアドバイスに従うことが重要です。気分は良くなるかもしれませんが、翌日まで鎮静作用の影響を受ける可能性があります。運動をしたり、アルコールの摂取や、重要な判断をしたりするのは避けて、家でゆっくり休みましょう。

銀座みらい歯科では、患者様のお悩みやご希望をしっかり伺って、より安心・安全な治療を目指しております。歯科治療にご不安のある方、お困りの方は一度ご相談ください。

こちらもご参照ください。
銀座みらい歯科|静脈内鎮静法とは|歯科医師ブログ
銀座みらい歯科|口腔外科 静脈内鎮静法を用いた抜歯

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