意外と知られていない？歯ブラシの正しい選び方｜京橋・銀座の歯医者 京橋 銀座みらい歯科｜京橋駅直結

こんにちは、だいぶ春めいてきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
京橋 銀座みらい歯科の吉竹です。

コロナ禍でご自宅にいる時間が増え、職場や出先ではなく自宅で歯磨きをする頻度が増えた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、毎日使う歯ブラシの選び方についてお話ししたいと思います。

「自分は、毎日歯磨きをしているから大丈夫！」
「歯ブラシ一本で、そんなに変わらないでしょ」
と思っている方も多いかもしれません。

しかし実際は、自分に合わない歯ブラシを使っているために、磨きたいところに歯ブラシが当たっておらず磨き残しがある方が、多く見受けられます。

毛先は柔らかいものがベスト

皆様は、普段どのように歯ブラシを選んでいますか？
ドラッグストアでたまたま目に入ったものを何気なく使っているという方が、ほとんどかもしれません。

歯ブラシは毛先の硬さや形、ヘッドの大きさ、持ち手の太さなど、製品によってさまざまな違いがあります。
ドラッグストアには、たくさんの種類の歯ブラシがあり、どれを買っていいのか悩むと思います。

まず、どんな方にも共通してお伝えしたいのは、「毛が硬いものより、柔らかいものを選択してください」ということです。
毛が硬いと歯ぐきや歯の表面を傷つけやすく、毛のしなりも悪いため歯垢を落としにくいのです。特に男性は手に力が入りやすいため、ゴシゴシ擦り過ぎて知覚過敏を誘発してしまうこともあります。

毛先の形とヘッドに関しては、人それぞれ適正なものが変わります。

毛先の形は、むし歯や歯周病の状態に応じて選ぶ

むし歯になりやすい方は、ラウンド毛がオススメ

ラウンド毛は毛先が丸みを帯びており、歯面に接触する面積が多いので、効率よく歯垢を除去できます。
ただし、歯肉炎や歯周炎などで歯肉が腫れている方は要注意です。ラウンド毛の歯ブラシで強い圧をかけて磨いてしまうと、歯肉を傷つける可能性があります。

歯周病が進行している方は、テーパード毛がオススメ

テーパード毛は毛先が細くしなやかなので、歯周ポケット（歯と歯ぐきの隙間）にアプローチができて、腫れてしまった歯肉にも負担が少ないです。
当院で販売しているsystema SP-T歯ブラシは、一般的なテーパード毛の歯ブラシに比べて、植毛本数が約2倍もあります。それにより歯肉への負担を抑えて、歯垢もしっかり除去できます。

ヘッドは小さいものが良いとは限らない

「小さめの方が、小回りが効いていいのでは？」と選んでいる方も少なくありません。しかし、歯ブラシを上手に動かせないと磨き残しが出やすいですし、歯への接触面積が小さいので、清掃効率はあまり良くありません。

基本的には、一般的に販売されている「ふつう」サイズで問題ありません。しかし、以下の特徴がある方は、ヘッドのサイズを変えてみても良いかもしれません。

小さめヘッドのブラシが適している方

・お口が小さい
・お口をあまり大きく開けられない
・歯並びが悪い
・親知らずが生えている

当院で販売しているsystema AXは超薄型コンパクトヘッドなので動かしやすく、スーパーテーパード毛を採用しているため、歯肉にも優しい磨き心地です。

大きめヘッドのブラシが適している方

・一般的な大きさの歯ブラシだとうまく磨けない
（高齢者の方や手をあまり動かせない方など）
・朝の忙しい時間など、短時間で歯磨きをしたい
・歯科矯正をしている

当院で販売しているDENT.EX systema genki fは、幅広ヘッドで歯の表面から歯肉まで効率よく磨けます。スーパーテーパード毛が歯周ポケットまで届き、持ち手部分が太めのグリップなので、どんな方でも握りやすいです。

歯ブラシ選びの前に自分のお口を知ることが大事

以上、歯ブラシを選ぶときのポイントをお話しいたしました。それでも、「本当に自分の口に合った歯ブラシが使えているのかな？」と、不安な方もいらっしゃると思います。

一番大切なのは、どの歯ブラシを選ぶか以前に、まずはご自身のお口の状態を把握することです。そのために一度、歯科医院で定期検診を受けることをオススメします。

銀座みらい歯科では、定期検診の際に患者様一人ひとりにあった歯磨きの仕方や、歯ブラシの選び方をお伝えいたします。そのほか分からないことがございましたら、歯科医師や歯科衛生士にお気軽にご相談下さい。

こちらのページも併せてご覧ください。
京橋 銀座みらい歯科｜予防・メインテナンス