虫歯の原因と虫歯予防について｜京橋・銀座の歯医者 京橋 銀座みらい歯科｜京橋駅直結

虫歯の原因と虫歯予防につながる生活習慣

こんにちは、京橋 銀座みらい歯科の吉竹です。
だんだんと気温も上がってきてジメジメする時期に入ってきました。
皆さんは水分補給をしっかりされていますか？これからは熱中症に注意が必要です。特に照り返しが強く、日陰の少ない東京ではより、こまめな水分補給が重要です。
水分にもいろいろな種類がありますが、種類によっては皆さんの口の中の環境に悪い影響を与えてしまうものもあります。

虫歯とその原因について

皆さんは虫歯がどういうもので、なぜ起こるのかご存知ですか？
実際、歯みがきをしているのになんで虫歯になってしまうのだろうか？と疑問を持ったことがある方もいらっしゃるかもしれません。
虫歯になりにくい方、なりやすい方は確かにいらっしゃいます。

虫歯ができる原因は虫歯菌（ミュータンス菌）の存在です。
食べ物などに含まれるショ糖により菌は酸を産生します。その酸が歯を溶かしていく事で虫歯が発生します。
さらに大きく影響を与えるのが、食生活、唾液の量、歯の質、細菌の量になります。

口の中に起こる多くのトラブルの原因は細菌の感染です。歯周病菌、虫歯菌など菌には沢山の種類の菌がいます。
知らない方が多いかもしれませんが、生まれたばかりの新生児の口の中には虫歯菌（ミュータンス菌）は存在しません。
しかし、小さい頃にご両親など、身近な大人が離乳食をあげる際に自分が使用したスプーンやお箸を使うことで細菌の感染が起こります。
先日のブログにも記載しましたが、人間の口の中にはものすごく沢山の種類の細菌が存在し、数は数十億とも言われています。
この細菌の種類は基本的には成人になると変化しないといわれています。
細菌の量の変化により、口の中に様々な問題を引き起こします。

細菌の量に影響するのが食生活や唾液の量になります。食べ物を時間を決めずだらだらと食べてしまうと口の中に食べ物（ショ糖）が停滞し、細菌にとって栄養がたくさんあるとても良い環境を作ってしまいます。

お仕事などで、味をみたりする機会が多い方などは特に注意が必要です。

唾液の働きと虫歯との関係

また、唾液は口の中の環境を整える上でも、とても大切になります。
唾液には自浄作用、緩衝能というものがあり、唾液量の減少はこの自浄性を著しく低下させてしまいます。
かみ合わせが良くないことでも唾液の分泌は減少することがあります。
これはとても重要な事であるとともに、患者さん自身ではなかなか気がつかない部分になります。

食べ物を食べた後には口の中の環境は酸性に傾きます。唾液には酸性に傾いた環境を中性に戻す働きがあり、これにより菌によって産生された酸が歯を溶かす時間を短くするとともに、再石灰化（溶けた歯を修復）しやすくします。
唾液はこの作用により虫歯を作りにくくしています。

しかし、食事をダラダラと食べていると常に酸性に傾いたままの状態になってしまい、より虫歯になりやすい環境を作ってしまいます。
虫歯になってしまうと、残念ながら自然に治ることはありません。

虫歯の予防のために

虫歯予防としてできることは、歯磨きをしっかりすることはもちろんですが、
・規則正しい食生活
・水分を取るときにお茶や、お水など加糖がない物をなるべく選ぶ
・歯科医院で定期健診や歯のクリーニングを受ける
なども大切です。

京橋 銀座みらい歯科ではご自身にでは気が付きにくいブラシのサイズや種類、フロス、歯間ブラシの使い方などについてもご指導させていただいております。

前回のブログ「～京橋 銀座みらい歯科の歯のクリーニングをご紹介」も併せてご参照ください。

京橋 銀座みらい歯科では定期検診などで虫歯があった場合にはしっかり治療をしていきます。

様々な材料での治療方法がありますので、次回は虫歯できた時の直し方や材料について説明していきたいと思います。

京橋 銀座みらい歯科　院長　吉竹啓介