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⻭周病とタバコの因果関係

⻭周病とタバコの因果関係

2023/07/21 ブログ

いよいよ夏がやってきまして、これからが夏本番といったところですが、厳しい暑さの中、皆様いかがお過ごしでしょうか?

さて、今回は、タバコがお⼝の健康にもたらす影響について詳しくお話しします。

タバコの成分が⼝の中に⼊ると、まず粘膜や⻭茎から吸収されていきます。

私たちの⾝体の中でも、⼝の中は直接タバコの煙に触れる場所であり、最初に喫煙の影響を受ける部分になります。

普段、喫煙はお⼝の健康に悪いということを⽿にしているものの、改めて考えてみることは少ないのではないでしょうか。なぜタバコが⼝の健康に悪いのでしょうか。

喫煙は⻭周病のリスクを⾼めます

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タバコの煙には約5,300種類の化学物質が含まれており、その中には70種類以上の発がん性物質が含まれ、有害物質は200〜300種類以上にものぼります。これらの物質は、喉や肺などタバコの煙が直接触れる場所だけではなく、⾎液を通じて全⾝に運ばれ様々な悪影響の引き⾦になります。

その中でも「ニコチン」「タール」「⼀酸化炭素」が三⼤有害物質として知られています。これらの成分が⼝の中へどのような影響を及ぼすのかをお話しします。

ニコチン

ニコチンは脳を活性化させたり鎮静化させたりする作⽤があり、吸うとリラックス効果があります。依存性が⾼い物質でもあり、アルコール・カフェインなどの嗜好品や、ヘロイン・コカインなどの⿇薬と同等かそれ以上とも⾔われています。タバコをやめられないのはこのニコチン依存が原因です。

⾎管収縮作⽤

⾎管収縮作⽤により、⾎管が細くなってしまいます。⾎流の流れが悪くなり、細胞に必要な酸素や栄養素が⼗分に行き届かなくなります。それにより⽼廃物が停滞し、⻭茎などの組織を破壊させてしまうことにつながります。また、ニコチンの作⽤により唾液の分泌量が減ることで、⼝の中の⾃浄能⼒が弱まり、細菌が繁殖しやすくなるため、⻭周病や⾍⻭のリスクが⾼まります。

免疫機能の抑制

⽩⾎球などの免疫細胞の数が減り、防護機能が抑制されてしまうため、⻭周病菌が繁殖しやすくなります。また、線維芽細胞という傷を治そうとして組織を作ってくれる細胞の働きを抑えてしまうので、⻭周病が治りにくく、また、再発しやすくなります。

⻭茎の繊維化

喫煙者の⻭茎の表⾯は分厚く硬くなり(繊維化)、免疫細胞の少ない状態へと変化していきます。前述の通り、⾎管は収縮作用で細くなっているため、⾎管収縮による⾎⾏不良により腫れや出⾎などの本来の⻭周病の炎症症状が抑えられてしまっています。そのため見た目ではわかりにくく、患者さん⾃⾝も⻭周病に気付きにくくなってしまうため、注意が必要となるのが特徴です。

⻭茎収縮機能の低下

⻭周組織の修復機能が低下するため、治療しても治りにくく、治療の効果も現れにくくなります。⻭周外科などの⼿術後の治りの予後も悪くなります。

タール

発がん性物質や発がんを促進する物質が多く含まれています。⻭の表⾯に沈着するヤニの成分で、⻭や⻭茎に細菌が付着するようになります。それだけではなく、それが沈着するとザラザラした状態になり、さらに細菌が張り付きやすくなるため⾍⻭や⻭周病のリスクが⾼まります。

また、ニコチンと同じく唾液の分泌量を低下させる作用があり、⻭周病の元となる⻭垢や⻭⽯が付着しやすくなる要因を作ってしまうことになるのです。

加熱式タバコ(IQOSなど)について

葉を燃やさずに加熱させ、蒸気を愉しむ製品です。一般的な紙巻きタバコと比べて、⼀酸化炭素やタールといった有害物質の発⽣量が少ないです。

全く含まれていない訳ではありませんが、タールの分量が少ないので、歯に付着する外来⾊素沈着を軽減させる事ができ、発がん性物質も少なくなります。

しかし、前述の通り、有害物質には炎症を抑制する作⽤や抗ウイルス作⽤がありました。それが少なくなることで⻭周病の症状がはっきりと出てくるようになり、今まで⼀般的な紙巻きタバコにより抑えられてきた元々の症状が表⾯化されていきます。

⼀酸化炭素

⼀酸化炭素は酸素の200〜250倍の結合⼒で⾚⾎球中のヘモグロビンと結びつきます。それによって、体中へ酸素を運搬するという本来の働きが阻害され、その結果、慢性的に酸素⽋乏状態になります。⻭周病菌は、嫌気性細菌といって酸素を嫌う菌であるため、⻭周組織内で繁殖し⻭周病を進⾏させていきます。

このようにお⼝の中だけでも多くの害があるということを知っていただけると思います。

喫煙の健康被害

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煙に含まれる有害物質により様々な病気の引き⾦になります。

がん

先程もお話ししたように、タバコの煙は約70種類以上の発がん性物質を含んでいます。

肺がんをはじめとして、⼝腔・咽頭・⾷道・胃・肝臓・すい臓・膀胱がんなど全⾝のがんの発⽣に関わります。

呼吸器疾患

気道や肺に炎症を起こし、慢性閉塞性肺疾患(肺気腫・慢性気管⽀炎)、気管⽀喘息、呼吸器感染症(肺炎・インフルエンザ・感冒・結核など)などのリスクを⾼めます。

循環器疾患

動脈硬化や⾎栓の形成が進むことにより虚⾎性⼼疾患(狭⼼症・⼼筋梗塞)、脳卒中(くも膜下出血・脳出⾎・脳梗塞)、高血圧、動脈瘤破裂などを引き起こしやすくなります。

消化器系疾患

胃の⾎⾏が悪くなり、また、胃酸分泌の過多にも繋がり、消化性潰瘍(胃潰瘍・⼗⼆指腸潰瘍)にかかりやすくなります。

⼥性や妊娠への影響

⼥性はタバコの害に対する抵抗性が弱いと⾔われています。喫煙は⼥性ホルモンの分泌を抑え、⾻を弱くし、⾻粗鬆症のリスクを⾼めます。また妊娠中であれば、流産・早産・胎児の発達遅延・低体重児出産となる危険性を⾼めます。

喫煙のお口への影響が気になる方はぜひ当院での定期検診をおすすめします

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このようにタバコはお⼝の健康に様々な悪影響を及ぼすだけでなく全⾝への影響も⼤きいです。

⾃⼒での禁煙が難しい場合は、禁煙補助剤などを試してみるのも⼀つの⼿です。また、⼀定の条件を満たせば医療機関での禁煙治療に保険が適⽤されるので、禁煙治療を活⽤するなど、⼀度相談してみるのも良いのではないかと思います。

禁煙できればそれが⼀番お口の健康にとって良いことなのですが、禁煙できない⽅は特に定期的なお⼝のクリーニング・⻭周病検査・セルフケアが重要になります。

ご⾃⾝のお⼝を⻑期的に健康な状態に保つためにも定期検診を受けていただくことをおすすめします。

京橋 銀座みらい歯科では患者様⾃⾝の詳しいお⼝の状態を把握するために、レントゲン撮影・⻭周病検査・⾍⻭チェックをし、お⼝のクリーニング・⻭周病の治療からメンテナンスまでを⾏っています。ぜひお気軽にご相談ください。

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