歯性上顎洞炎と副鼻腔炎について|京橋・銀座の歯医者 京橋 銀座みらい歯科|京橋駅直結

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歯性上顎洞炎と副鼻腔炎について

歯性上顎洞炎と副鼻腔炎について

2020/11/14 ブログ

こんにちは京橋 銀座みらい歯科の吉竹です。
朝晩の冷え込みがかなり強くなって来ましたが、皆さんは体調を崩したりしていませんか?

皆様の中に「上顎洞炎(じょうがくどうえん)」という言葉を聞いたことがある方はおられるでしょうか。
「副鼻腔炎(ふくびくうえん)」なら上顎洞炎よりはまだ耳にしたことがあるかもしれません。

しかし副鼻腔炎もどういう病気なのかピンとこない方が大半かと思います。
「蓄膿症(ちくのうしょう)」と言われると聞いたことがある方もぐっとふえるのではないでしょうか。

副鼻腔炎(ふくびくうえん)について

副鼻腔はイラストのとおり、鼻腔に隣接した骨内に作られた空洞で、前頭洞(ぜんとうどう)・篩骨洞(しこつどう)・上顎洞(じょうがくどう)・蝶形骨洞(ちょうけういこつどう)からなりたっています。

京橋 銀座みらい歯科 歯科と副鼻腔炎のコラム副鼻腔と上顎の位置のイラスト - コピー

副鼻腔炎とは、副鼻腔に炎症が起きる病気で、ウイルスや細菌の感染が原因で鼻の粘膜に炎症が生じ、副鼻腔にも炎症が生じます。
炎症が長引くと副鼻腔内の粘膜が腫れて鼻腔との通路をふさいでしまい、慢性副鼻腔炎になる可能性があります。
これが「蓄膿症(ちくのうしょう)」とよばれる状態です。

副鼻腔炎の中でも上顎洞に炎症がおきるのが、「上顎洞炎(じょうがくどうえん)」です。

上顎洞炎(じょうがくどうえん)について

ある日階段や、段差を降りた時、走った時などに上の歯に鈍痛が出たり、頬骨あたりを押すと痛みがあるなどの症状をお持ちの方は少なくありません。このような症状は上顎洞炎が疑われ、鼻づまりや鼻水(ドロッとした黄色の鼻水)がでることもあります。

上顎洞は鼻水などの排出などにも重要な働きをしているため、上顎洞に炎症が起こると膿が鼻からうまく排泄されず溜まってしまい炎症が慢性化していきます。すると溜まった膿が上顎洞の粘膜の動きをわるくし、膿の排泄がさらに困難となり様々な症状を起こします。

歯性上顎洞炎(しせいじょうがくどうえん)について

口腔内に原因がある上顎洞炎を歯性上顎洞炎(しせいじょうがくどうえん)といいます。

実際のところ、上顎洞は耳鼻科の領域でもあり、歯科医院での取り扱いがとても難しい部位になります。

また多くの患者様は、歯の痛みがあると感じたら歯医者を受診されると思います。しかし、上顎洞炎の症状が出た場合なかなか原因がわからず耳鼻科と歯医者の両方にかからなくてはならないケースも多くあります。

歯性上顎洞炎の多くは、上顎に生えている歯の根が上顎洞と近接している場合であり、かつ神経の治療を過去にしているなど、神経がすでに失活(死んでしまっている)している場合によく見受けられます。
その場合、感染が根の先から上顎洞へ波及し、上顎洞の炎症へとつながっていることが多いです。

京橋 銀座みらい歯科歯性上顎洞炎と副鼻腔炎 上顎洞と上顎の位置関係レントゲン画像

かつては診断がつきにくかった歯性上顎洞炎ですが、歯科用CTなどを使用することで歯からの問題なのかどうか、診断することがある程度可能になりました。

歯性上顎洞炎の原因としては下記のようなものがあげられます。

  • 虫歯や歯周病が原因で炎症が上顎洞粘膜まで及んだ場合
  • 抜歯をした時に上顎洞粘膜が感染した場合
  • 根管治療の際に器具や材料が上顎洞粘膜を傷つけて細菌感染をおこす場合
  • インプラント治療中に上顎洞粘膜が傷ついて細菌感染をおこす場合

歯性上顎洞炎の症状としては、歯や歯茎の痛み、噛んだ時の痛み、片方の鼻が詰まる、片方の頬の痛みや違和感、頭痛や発熱などがあります。

歯性上顎洞炎の治療は、主に抗生物質の服用と原因になっている部分の治療があります。
虫歯や歯周病が原因の場合の多くは抜歯を行いますが、根管治療で歯を残して治療ができる場合もあります。
外科的な処置になるので、大学病院などを紹介される場合もあります。

気になる症状がある場合は、耳鼻科および歯医者の受診もお勧めいたします。

歯性上顎洞炎とインプラント

上顎洞に関してはインプラント治療を行ううえでもとても重要な部位になります。
先日のブログ(インプラント治療に重要な「診断」について)でお話しさせていただいたとおり、インプラントは骨に埋入を行いますが、上顎の奥歯などでは骨が足りない場合などもあり、今回お話しさせていただいた上顎洞の粘膜をテントのように持ち上げるサイナスリフト(上顎洞挙上術)という処置を行うケースもあります。

歯性上顎洞炎の方がインプラントを行う場合には、サイナスリフト(上顎洞挙上術)がうけられない場合がありますので注意が必要です。

京橋 銀座みらい歯科では様々なインプラントのケースに対応できるようにケースにより、CTで撮影した画像データをもとにしっかりと診査診断を行います。

京橋 銀座みらい歯科のブログ_インプラントで重要な診断に必要な歯科用CT

また、コンピューター上でインプラントの手術のシミュレーションを行い、その治療の計画通りに処置を行うガイデッドサージェリーも行っております。

ご不明点などはお気軽にご相談ください。

下記のページもご参照ください。

京橋 銀座みらい歯科 インプラント治療

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「現在治療を受けている医院の説明がわかりにくい」「歯を抜くしかないといわれてしまった」「インプラント治療はできないと診断された」など、他院での診断にお悩みの方のご相談に対応します。

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